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2012年4月26日木曜日

家族プログラム2012年3月4月


 桜も散り、日中は汗ばむ陽気になりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか? またまたご無沙汰になってしまいましたが、3月と4月の家族プログラムについてご報告させていただきます。

 3月は、「薬物依存症 ~依存の過程」がテーマで13名の方がおみえになりました。3月には、依存症者の家族のためのワークショップ「コミュニケーション ~伝えることを考えよう」が第2と第3日曜日にあったので、なかには3週連続でダルクに来られた参加者の方もいらっしゃいました。お疲れ様でした。

4月は「薬物依存症 ~回復」がテーマで14名の方が来られました。4月は初めておみえになった方が多くいらっしゃいました。グループが始まる前は、緊張していらっしゃるように見える方も多かったのですが、グループでの話し合いが進むにつれ、みなさんの表情がほぐれ、涙あり、笑いありの2時間はあっと言う間に過ぎていきました。

 また4月は、グループ後に参加者のみなさんにアンケートにご協力いただきました。グループに複数回参加されている方に、グループ効果についていくつかお伺いしたところ、「薬物依存症についての理解が深まり、孤立感、不安、怒りが減少し、笑うことや安心感が増加した」という方が多くいらっしゃいました。身近な人に薬物の問題が起きても、そのことを話す場が少ないのが現状です。でも孤立した状況で“どうにかしなければ”と考えていても、より追いつめられてしまいます。「家族プログラム」は、身近な人の薬物問題に悩んでいる「家族」が集まり、ともに薬物依存症について学び、“これからどうしていくか”を考える場です。依存症者のご家族の方が、安心して、泣いたり笑えったりできる場を大切にしていきたいと思います。アンケートにご協力くださった参加者のみなさま、ありがとうございました。

参加者の方の感想をご紹介します。(ブログへの掲載許可をいただいています)
◆今日は参加して良かったです。息子は仕事を始めてハイテンションになり、あれもして、これもいしてと計画を立て、頑張る気持ちでいっぱいで、私は嬉しく思っていましたが、それは張りつめたものが破裂してしまうかもしれない不安があるとわかりました。時間がかかっても良い方向に向いていく様すぐに結果が出ない事を忘れずに支えてあげられたらと思います。息子がどんな事になっても大切な息子です。
◆よかった。
◆良かった。笑った。また参加します。
 
総数=14
① 依存症者との関係を教えてください
 ・親子     12 
   ・配偶者    0 
   ・兄弟、姉妹  2  
 ・友人     0 
   ・その他    0

② 依存症者の薬物問題に関わってきた期間を教えてください
 ・1年未満   4  
   ・1~5年   9  
   ・5~10年  1  
 ・11~15年 0 
   ・15年以上  0

③ 今日は、何回目の家族プログラム参加でしょうか?
 ・初めて          6     
   ・2回目     0   
   ・3回目           0   
   ・4回目           3  
 ・5~9回         3   
   ・10回以上      2

④ 2回以上参加されている方にお聞きします。 総数=8 
家族プログラムに参加されて
(1)薬物依存症についての理解が
 ・深まった 8  ・変わりない 0  ・わからない 0

(2)孤立感・孤独感が
 ・減少した 7  ・変わりない 0  ・増加した 1

(3)不安や怒り、恐怖感が
 ・減少した 7  ・変わりない 0  ・増加した 1

(4)笑うことや安心感(ホッとすること)が
 ・増加した 7  ・変わりない 0  ・減少した 1

(5)薬物依存症者に対する思いや対応が
 ・変化した 6  ・変わりない 2

京都ダルクでは、依存症者のご家族の個々の状況に対応するために、個人カウンセリング(無料、予約制)も提供しています。お問い合わせ、ご予約は、京都ダルクまでお願いします。


2012年3月23日金曜日

家族プログラム2012年1・2月

冬の寒さも緩み始め、花粉の季節になりましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか? すっかりご無沙汰してしまいましたが、1月と2月の家族プログラムの報告をさせていただきます。1月の家族プログラムは、1月22日に「薬物依存症と家族」をテーマに行い、16人の方がおみえになりました。1月は翌週の29日に、薬物依存症者の家族のワークショップ「DVを知ることからはじめよう」があったので、なかには2週連続でご参加くださった方もいらっしゃいました。2月は、「家族の回復」をテーマに、2月26日に家族プログラムを行い、18人の方が来てくださいました。
 家族プログラムは、前半は薬物依存症に関するテーマに沿ってお話させていただいています。主なテーマは「薬物依存症」「薬物依存症からの回復」「薬物依存症と家族」「家族の回復」の4つなので、続けて参加してくださっている方は、何度も同じテーマの話を聞かれることになります。でも、その時々で、「ふに落ちるところ」「ふっとわかるところ」「心に残るところ」は違ってきます。参加者のみなさんが『(薬物依存症を)まったく何が何だかわからない⇒頭で理解する⇒心でわかる』という過程を辿っていらっしゃるなかで、同じテーマの話を聞いても、受け取り方、受け止め方が変わってくるのだと思います。
家族プログラムの後半は、参加者のみなさんに自由に話したいことを話していただく時間です。他の参加者の話を聞くことによって、『自分の現在地』がわかったり、『知恵』や『経験』をもらえます。みんなで、真剣な話を真剣に考え、泣いたり、笑いあったりする時間と空間を共有します。薬物の問題は、話せる場がとても限られているという現状があります。その現状のなかで、薬物依存症者のご家族は、孤立しがちになることも多いと思います。でも、孤立した状態では、薬物依存症者との関係を変える力も、状況を変えていく勇気もなかなかでないと思います。安心できる場で、『同じ立場の方とつながること』が、自分1人だけではできないことを、少しずつやっていく力の源になると思います。そのような場を、ご家族のみなさんと共有していきたいと思っています。
 京都DARCでは、カウンセラーがお1人おひとりの状況や状態に合わせ、「これからどうしていくか」を一緒に考える個人カウンセリングを予約制で行っています。グループは、時間が限られているので、参加者お1人ずつの状況などを詳しくお聞きすることが難しいことがあります。よろしければ、個人カウンセリングも併せてご利用ください。家族プログラム、個人カウンセリングのお問い合わせは、京都DARCまでお願いします。

家族ケア(地域創造基金)

2012年1月15日日曜日

家族プログラム2011年12月

あっという間に、2012年も2週間が過ぎました。年末年始や連休も終わり、少しずつ「いつもの暮らし」が戻ってきました。今年も、京都ダルク「薬物依存症者の家族の心理ケア事業」へのご支援をよろしくお願いいたします。

さて、12月の「家族プログラム」の報告をさせていただきます。12月は「家族プログラム」の日が25日でした。クリスマスやお正月は、よくも悪くも「家族」を意識する季節だと思います。そんななか、12月の家族プログラムには、14名の方がおみえになりました。12月のテーマは「薬物依存症~回復」でした。薬物依存症からの回復は、生き方を修正していく作業の連続です。また、一直線に「回復の道」を進みゴールにたどり着くというものではありません。ご家族の方が、依存症者に“早く回復の道を歩み出して欲しい”と願うのは当然だと思います。でも、「回復の道を歩き始める=終わり」ではありません。依存症者との関係を大切にするため、そして依存症者を「見守る」ためには、ご家族の方が、回復をどういう作業を積み重ねていくことなのかを理解していることが大事だと思います。また、依存症者がどのような「生きづらさ」を抱えているかを理解することは、回復は生き方の修正をしていく道だということをより理解しやすくなると思います。

 依存症に振り回されることなく、依存症者も自分も大切にしていくためには、ご家族が孤立状況から抜け出し、仲間とつながり安心感を取り戻すことが大切です。「家族プログラム」は、依存症に振り回され見失ってしまった《自分自身を取り戻すための場》、そして気が抜けない日常生活のなかでの《息抜きの場》、“あそこがあるから”ともう少しだけがんばる《力の源となるような場》、また《頑張らない自分を許せる場》など、それぞれの参加者のなかで異なる場の機能を持っていると思います。そのように、《その時の自分》に合わせて、参加者のみなさんが「自分のために利用できる場」であることを大切に、今年1年も「家族プログラム」を続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

家族ケア(地域創造基金)

2011年12月23日金曜日

家族プログラム11月報告

いよいよ冬本番になりましたね。京都では雪がちらつく日もあります。この寒さのなか、東日本大震災の被災者の方々に暖房器具や冬物衣料が行き届いているのだろうかという思いがよぎります。日本中の方が、寒さに震える夜を過ごすことがないよう祈っています。

 さて、11月の「家族プログラム」の報告をさせていただきます。11月は、「薬物依存~依存の過程」がテーマでした。17名の方がおみえになりました。いつも参加して下さる方、初めてお見えになる方、そして久しぶりにお顔を拝見する方。みなさん、それぞれにいろいろな思いを重ねるなか、当日に会場まで足を運んでくださったことに感謝しています。このように、毎回違う顔ぶれで、新たな「出会い」が家族プログラムでは生まれています。でも、みなさんに共通しているのは「身近な人の薬物問題に困っているけど、どうしたらいいかわからない」ということだと思います。その思いは、時に、怒りの形になって表現されることもあるでしょう。時には、不安や悲しみ、恐さになることもあると思います。そのような感情は、ほっておくと暴走や爆発する時があります。

 家族プログラムの後半の時間は、参加者の方に自由にお話いただく時間です。他の参加者の話を聞き、自分のなかで動いた気持ちを自分のペースで言葉にしてみることを通じ、思いがけない発見をすることもあります。また、自分の気持ちを言葉にすることにより、「自分」が明確になることもあります。自分を明確にすることは、薬物依存症者との関係のなかで、自分が「できること」「できないこと」「したいこと」「したくないこと」がわかりやすくなり、薬物依存症者とどのように関わっていくかを選択していく力の1つとなります。家族プログラムが、薬物依存症者のご家族が、自分自身を(再)発見する場でもあるように、参加者のみなさんと「安全、安心」を感じながら、話し合えることを大切にしたいと思っています。

 薬物依存症者のご家族のなかには、あまりにいろいろな感情が絡まってしまい、自分の感情をどう扱ったらいいのかわからない方もいらっしゃると思います。家族プログラムの話し合いは、自分のペースで参加することを大事にしています。話せない時に、無理に話す必要はありません。他の参加者の話を「聞くこと」が、絡まった感情を解くヒントになるかもしれません。

 「話すのは無理」という方も、ご自分のペースで、安心してご参加ください。また、京都ダルクでは、個人カウンセリングも行っています。個人カウンセリングで、カウンセラーと一緒に、少しずつご自分の感情をほぐしていく作業を行うこともできます。どうぞご利用ください。

家族ケア(地域創造基金)

2011年11月19日土曜日

家族プログラム10月報告

大分秋らしく、木々も少しずつ色づいてきています。それだけ気温差が激しいということかと思います。風邪などひかないようお気をつけください。

10月23日に「家族プログラム」が行われ、15名の方がおみえになりました。テーマは「家族の回復」でした。身近な人の薬物依存症が引き起こす様々な問題や、これからどうなるんだろうなどの不安や状況が好転しないことへの苛立ちなどから、依存症者の家族は、知らない間に緊張状態になっていることが多くあります。そして緊張状態が長期に及ぶと、自分が緊張していることがわからなくなってしまいます。そのような時、心身の様々な「症状」が自分の状態を教えてくれることがあります。依存症は時間がかかる病気です。だからこそ、症状が伝えてくれることを手がかりに、ご家族自身が必要なケアを受けることが大事になります。知らない間に、自分の限界までしんどくなっていると、依存症者を「見守る」力もでてきません。だから、家族プログラムやナラノンで仲間につながり、不安や孤独感を減らしていくことが大事になります。また個人カウンセリングで、自分のペースで、じっくり自分の「症状」や感情などと向き合うことも有効です。そして、フォーラムやセミナーで依存症からの回復者の体験談を聴くことは、絶望してしまいやすい状況で、希望をみつけられる体験になると思います。本日はあいにくの雨ではありますが、午後に「ひとまち交流館」でフォーラムを行います。もしよろしかったらお出掛けください。

薬物依存症者の家族心理ケア事業

2011年10月23日日曜日

家族プログラム6-9月

 朝晩とかなり冷え込むようになり、日中との気温差が激しい季節になりました。みなさま、いかがお過ごしですか? 家族プログラムの報告が滞ってしまいました。申し訳ありませんでした。ここで、6月から9月の4ヶ月間の報告をさせていただきます。

 報告が滞っている間も、京都ダルクの「家族プログラム」は毎月第4日曜の午後に行なっていました。6月は「薬物依存~依存の過程」がテーマで14名の方が参加されました。7月は「フリーディスカッション」でした。参加されたのは13名の方です。8月、9月は、それぞれテーマが「薬物依存~回復」と「薬物依存と家族」でした。そして、参加者は11名の方と、12名の方でした。いずれの回も、参加者の方は毎月参加してくださる方もいれば、初めて参加される方もいらっしゃいます。身近な人の「依存症問題」が表面化してからの年月も、それぞれ違います。でも、毎回、それぞれが自分の想いを語り合うなかで、気づきやつながりが生まれます。

 依存症者のご家族は、(自分では)まったく思いがけずに依存症と関わる状況に置かれてしまいます。そのような状況で孤立してしまうと、自分が本来もっている力がわからなくなってしまったり、他者を傷つけたり、他者を抑えつけるなど力の使い方を間違えてしまいやすくなると思います。また、期待通りには変わっていかず「出口」が見出せない時には、“真っ暗なところに、自分だけが取り残されている”ような心細さや、“足を止めてしまったら2度と動けなくなってしまうのではないか”というような焦燥感などを感じる方もいらっしゃると思います。ひとりっきりで「光」を見つけられないときは、仲間が光をかざしてくれる存在になってくれると思います。家族プログラムは、参加者お一人おひとりの存在自体が、他の参加者の「光」になる場であれたらと願っています。

 京都ダルクでは、家族プログラムの以外に、依存症者のご家族の個人カウンセリングを行っています。グループでは、なかなかお一人おひとりの細かな状況までお聞きして「これからどうしたらいいか」を考える時間がもてないのが現状です。お一人おひとりのニーズにあわせてカウンセラーがこれからを一緒に考える場として、個人カウンセリングをぜひご利用ください。(個人カウンセリングは予約制です。予約は、京都ダルクまでお電話でお願いします)

薬物依存症者の家族心理ケア事業

2011年6月22日水曜日

家族向けリーフレット

この度、家族向けリーフレットを作りました。

あなたの身近な人が・・・

薬物依存症かもしれません。

大麻、覚せい剤、シンナー、MDMA、ガス、鎮痛剤、睡眠薬、鎮咳薬など

家族だけでの解決は難しい、だから・・・

ひとりで抱え込まないで
うんざり・・・から

希望へ

家族向けリーフレット

このリーフレットは、「エスアールエムいのちの基金」の助成金により作成されました。

2011年6月2日木曜日

5月の家族プログラム

 毎日、毎日雨が続き、本当に梅雨になったことを実感する日々ですが、みなさまいかがお過ごしですか? 

 5月の家族プログラムの報告をお届けします。5月は「家族の回復」がテーマで、7名の方が参加してくださいました。薬物依存症という長く時間がかかる病気と、薬物依存症者の身近にいる「家族」として付き合っていくためには、ご家族自身の「今の自分の状態」を知ることが大切です。依存症は、依存症者だけではなく、身近にいる人も振り回します。日々の生活の様々な場面で依存症に振り回されることで、ご家族は、徐々に自分を見失ってしまうことがあります。そのまま振り回され続けると、ご家族が「燃え尽き」てしまい、何もかもいやになってしまうこともあると思います。そうならないように、自分の状態を確認し、必要なケアを受けることで、自分を取り戻すことが大事です。

 私たちは、ご家族が自分を取り戻すためには、孤立状態から抜け出すことや、依存症についてより深く理解することなどが必要だと考えています。1人っきりで“途方にくれている”ご家族が、「家族プログラム」へ参加すること自体が、孤立状態からの脱出になります。また、「家族プログラム」では、毎回、依存症に関するテーマを取り上げ、カウンセラーがテーマに沿って話をし、依存症に関する理解を深めます。1人では、“よくわからない”と思うことも、他の参加者と話し合うなかで答えがみつかることもあります。自分1人では得られない力や勇気が、他の参加者と出会い、つながることにより得られることがあります。私たちは、参加者のみなさんとともに「家族プログラム」をそのような場にしたいと願っています。

 京都DARCでは、「家族プログラム」だけではなく、個々のご家族のニーズに対応するための「個人カウンセリング」を行っています。例えば、“(依存症者を)イネーブリングしてはいけない”とわかってはいるけど、なかなか実行できない。何かを変えなくちゃいけないけど、どうしたらいいかわからない、など。お1人で考えこんでいらっしゃいませんか? 個人カウンセリングでは、カウンセラーがご家族の状況や気持ちを一緒に考え、ご家族が「動いていく」ことをサポートします。「家族プログラム」とあわせてご利用ください。個人カウンセリングは、予約制です。お問い合わせ、お申込みは京都DARCまでお願いします。

家族ケア(地域創造基金)

2011年5月24日火曜日

京都DARCが「家族ケア」を無料で提供している理由(わけ)

 京都DARCでは、「家族ケア」として、依存症者の家族の方(以下「家族」)の心理教育グループ「家族プログラム」、個人カウンセリング、家族ためのワークショップを行っています。これらのサービスを有料化することも検討しましたが、私たちは無料で提供することにしました。

 薬物依存症(以下「依存症」)に陥ると、薬物の問題を持つ人(以下「依存症者」)は、病気が進行するにつれ、「薬物を手に入れること」が何より大事になってしまいます。そのために、家族は様々な問題に巻き込まれることになります。そのなかでも、「お金のトラブル」は必ずといっていい程、引き起こされる問題です。例えば、依存症者は薬物を手に入れるためにいろいろな人や機関に借金をすることがよくあります。そして、依存症者が返済できない場合は、その借金の返済を家族が求められることが多いのです。たとえ法律的には、保証人になっていないから「払わない」と言えるとしても、多くの家族は“ここでちゃんと返済しておかないと、将来的にこの子が困ることになるのではないか”などの依存症者が薬物使用と止めた後に「困った事態」にならないようにという気持ちや不安から、借金を肩代わりする場合があります。また返済の督促の電話が頻繁にかかってきたり、督促に家まで来られたりすることで家族自身の生活が脅かされ、“返済するしか道がない”と追い詰められてしまうことなども多くあります。なかには、依存症者が借金をした相手が親戚や家族の知人など、これからも付き合いを続けていく人だから“返さざるえない”場合もあります。本当は、保証人になっていなければ支払う義務はありませんし、家族に返済を求めたり督促したりするのは法律違反です。それでも、法律を知らなかったり、人間関係を壊したくない気持ちから、このようなトラブルに巻き込まれることが1回だけではなく、何回も起きます。その結果、家族のなかには、財政的に非常に厳しい状況に置かれる方も多くいらっしゃるのです。

 私たちは、身近な人の依存症問題で、心理的ケアを必要としている方は、みなさんが平等に「必要としているサービスを受ける権利」があると考えました。例えば個人カウンセリングを、1時間5000円と有料にすると、その金額を払える方しか京都DARCに来ることができなくなってしまいます。家族のなかには、それを知った時点で、京都DARCで心理ケアを受けることを諦めてしまわれる方も多いと思います。また、京都DARCを訪れる家族に「あなたの財政状況はどのなっていますか?」と、収入や支出などの細々した部分をお聞きすることにより、“なんで、こんなとてもプライベートなことまで聞かれなくちゃいけないんだろう? 依存症者の家族だからか…”と思われる方もいらっしゃると思います。それは様々な傷つきを抱えた家族を、さらに傷つけてしまうことにもつながりかねません。私たちは、このように「限られた人しかサービスを受けられない状況を作ってしまうこと」や「サービスを受けるにあたっての関門を設けること」は避けたいと思いました。だから、依存症の問題で困ってヘトヘトになりながら、京都DARCに来て下さった家族の方みなさんに、必要とされる心理ケアを無料で提供しようと決めました。

 しかし、京都DARC自体が、強靭な財政基盤をもつ団体ではありません。これらのサービスを無料で提供する財政的な負担を背負いながら、他の活動も行うことは、京都DARCの財政状況を圧迫してしまいます。私たちの趣旨をお汲み取りいただき、この事業へのご支援をお願い申し上げます。

家族ケア(地域創造基金)

2011年5月22日日曜日

4月の家族プログラム

 あっと言う間にゴールデンウィークも終わり、梅雨のような雨続きだったのが一転して、夏日を思わせる陽気になっています。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?大変遅くなりましたが、3月と4月の家族プログラムの報告をお届けします。

3月は「薬物依存~回復」、そして4月は「薬物依存と家族」がテーマでした。3月は16名、4月は15名の方がおみえになりました。
 
薬物依存症からの回復は、長く時間がかかります。例えば、DARCにつながったから、もう何も問題がなくなって回復の道をまっしぐらに進んでいくというものではありません。ご家族の方が、“早く回復してほしい” “早く「普通」になってほしい”と期待を抱くのは、ある意味当然だと思います。でも、依存症者はご家族の期待通りのペースでは回復しません。ご家族の方が、回復には時間がかかるものだと理解、受容することは、「なかなか変わっていかない状況」を目の前にしたときに、焦りや不安に振り回されることなく、自分の感情とつきあっていくことにつながります。
また、家庭のなかで「薬物問題」が起こると、ご家族の方が気付かないうちに依存症に巻き込まれ、自分自身を見失ってしまうことがよくあります。「今の自分」がどのような状態のかを知ることは、長期間に渡ることが多い「依存症との付き合い」のなかで、ご家族の方が燃え尽きずにいるためには重要です。

依存症は「命に関わる病気」です。だらこそ、ご家族の方がその深刻さに押しつぶされないように、同じ立場の「仲間」とつながり、勇気と力を得ることが大切だと思います。「家族プログラム」では、参加者の方々と共に、それぞれがエンパワーする場を育てていきたいと願っています。

「家族プログラム」では、残念ながら、お一人の方にお話しいただける時間が限られてしまいます。お一人、おひとりの状況にあった対応を考えたり、自分だけで抱え込んでいる感情を少しずつ解きほぐすことは難しいこともあります。京都DARCでは、そのようなご家族のニーズに対応するために、個人カウンセリングを行っています。ぜひ、「家族プログラム」と同時に「個人カウンセリング」もご利用ください。個人カウンセリングは予約制です。お問い合わせ、ご予約は、京都DARCまでお電話をお願いします。

予約電話番号
075-645-7105
(月)~(土)9:00~17:00

家族ケア(地域創造基金)

2011年3月24日木曜日

2月の家族プログラム

 東北地方太平洋沖地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 大変遅くなりましたが、2月27日に行なわれた「家族プログラム」の報告をお届けします。2月のテーマは「薬物依存~依存の過程」でした。15名の方がおみえになりました。薬物依存を巡る状況は、この10年で様々な変化がありました。「薬物依存」という言葉が、少しずつ、でも確実に、社会に浸透してきていると感じます。しかしその一方で、薬物依存がどのような病気なのかについては、まだまだ誤解や偏見が根強く、正確な情報が行き渡っていないのが現状です。薬物依存の「薬物」がどのような薬物を指しているのか、薬物依存がどのように進行するのか等を、ご家族の方が知ることは、自分の身近な人に何が起こっているのかを、より深く理解するになります。そして、自分が対峙している問題と、少し心理的距離がとりやすくなると思います。
 でも、薬物依存は深刻な病気です。その深刻さを、1人っきりで受けとめようとすると、ご家族の方自身が、孤立感や不安に包まれて、身動きができなくなってしまうでしょう。だから「家族プログラム」のように同じ立場の方に「出会い、つながる場」で、ともに支え合いながら、理解を深めていくことが大事になります。「家族プログラム」では、毎回後半の約1時間を、参加者の気持ちの分ち合いの時間にしています。カウンセラーが、参加者のみなさんが、安心して話すことができるようにサポートします。薬物依存に関する理解を深める同時に、安心して「仲間」とつながれる場としての「家族プログラム」を、参加者のみなさんと一緒に大事にしていきたいと思います。
 
 「家族プログラム」では、お1人おひとりのお話を、ゆっくりと整理することは、時間的な制約があるため、難しい状況です。京都DARCでは、お1人ずつの状況にあわせ、気持ちをほぐしながら、今後どうしていくかなどをお話しする場として、予約制で個人カウンセリングを行っています。ぜひ、「家族プログラム」とあわせて、ご利用ください。お問い合わせ、ご予約は、京都DARCまでお電話をお願いします。

カウンセリング予約電話番号
075-645-7105
(月)~(土)9:00~17:00

家族ケア(地域創造基金)

2011年2月22日火曜日

1月の家族プログラム

 寒さも一段落し、花粉便りがちらほら聞こえてきます。みなさま、いかがお過ごしですか? 遅くなりましたが、1月23日に行なわれた「家族プログラム」の報告をお届けします。

 1月のテーマは「家族の回復」でした。12名の方がおみえになりました。私たちは、依存症に振り回されて疲れ果てているご家族の方が、自分自身を取り戻し、依存症者との関わり方を変化させる力を育てていくことを「家族の回復」と呼んでいます。家庭内で「薬物問題」が起こると、ご家族の方は、“なにが、どうなっているか理解できない”“どうしたらいいかわからない”と感じられることが多くあります。しかも、依存症は、ご家族に、状況を把握し、どのようにこの病気に向き合うかを考える時間も与えずに、次から次への「2次的な問題」を引き起こしていきます。多くのご家族の方は、依存症が引き起こす2次的な問題に対応していくことだけで“いっぱい、いっぱい”な状態に追いつめられてしまいます。このように、依存症に振り回されていると、ご家族の方が心身に不調を抱え、倒れてしまうということになりかねません。また、そのように追い詰められている状態で、自分がこれからどのように依存症者に対応していくかを、じっくり考えて、決めていくことはとても難しいと思います。

 依存症に関する情報が限られているなか、孤立しやすいご家族の方が、同じ立場の方と出会い、ともに依存症について学び、気持ちを分かち合うことは、1人っきりでは変えていくことが難しい状況を、変えていく力を育てていくことにつながると思います。そのような場を「家族プログラム」では参加者のみなさんと作っていきたいと思います。

 また、ご家族のなかには、暴力被害を受けた経験があったり、家族内に依存症以外の問題も抱えていらっしゃるなど、様々な理由から「どうしたらいいか」が見えないという方もいらっしゃいます。個人カウンセリングでは、お1人、おひとりの状況にあわせ、カウンセラーが一緒に考えています。1人で考え込まずに、ぜひご利用ください。個人カウンセリングは、予約制です。ご予約は、京都DARCまでお願いします。

家族ケア(地域創造基金)

2011年2月8日火曜日

寄付申し込み機能リニューアル

本日は「寄付申込み機能」リニューアルのお知らせです。

各事業の「寄付をする」のボタンを押すと、
その事業への寄付申込ページにダイレクトにつながるようになりました。


京都DARDの事業を選んで寄付

薬物依存症者の家族心理ケア事業寄付お申込みフォーム

薬物乱用・依存防止のための学校講演事業寄付お申込みフォーム

2011年2月1日火曜日

12月の家族プログラム

お正月も過ぎ、慌ただしい日常が戻ってきました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、昨年最後の「家族プログラム」を12月26日に行いました。年の瀬のバタバタと忙しい時期でしたが、9名の方がご参加くださいました。

 12月のテーマは「薬物依存と家族」でした。身近な人の薬物問題が、ご家族に及ぼす心理的影響について話をさせていただきました。その後、日頃、依存症者と関わるなかで、ご家族の方が感じていらっしゃる「これでいいのかなぁ?」「私はもっと他の関わり方をした方がいいのではないか?」「私の関わり方は間違っているのではないか?」などの心細さや不安を語り合いました。

 依存症者に早く回復して欲しいという思いは、ご家族の方に共通しています。でも、ご家族の方が期待するペースで依存症者は回復していかない現実もあります。だからこそ、ご家族が孤立をしないことや、依存症者と関わりながら感じる正直な気持ちを分かち合うことが大切だと思います。「家族プログラム」は、ご家族の方が、(他の場所では)なかなか話す機会がないご自分の気持ちを安心して話せる場所であることを大事にしていきたいと思っています。

グループでは話しにくい方、自分の気持ちがわかりにくい方、もやもやしてうまく言葉にできない方など、ご自分のペースでゆっくり言葉にしていく作業をカウンセラーがサポートします。個人カウンセリングをご利用ください。ご予約は京都DARCまで。

2010年12月2日木曜日

11月の家族プログラム

すっかり木々も色づき、紅葉が美しい季節になりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 11月28日に、「家族プログラム」があり、18名のご家族の方がおみえになりました。11月のテーマは「薬物依存 ~回復」でした。まず「薬物依存症(以下、依存症)」がどのような特徴を持つ病気かを、簡単に全体で共有しました。それから、依存症からの回復について話をさせていただきました。依存症からの回復は、単に薬物を使わなくなるということではありません。依存症の進行過程で、薬物中心になってしまった生活スタイルや考え方、価値観などを修正することが必要になります。また、多くの薬物の問題を持っている人(以下、依存症者)が、薬物使用以前から抱えていると思われる完ぺき主義的思考パターンやトラウマなどの「生きにくさ」に、薬物以外の対処方法を身につけることも大切になります。このように「薬物を必要としない生き方」を作っていくことを、依存症からの回復といっています。

 ご家族の方が、依存症者を「見守る」ためには、依存症からの回復がどのようなことなのかを理解していることも重要です。また、ご家族の方が、自分が期待するペースでは回復していかない依存症者に抱く様々な感情を、自分のなかにためずに処理していくことも大切になります。

 家族プログラムでは、依存症者との関わりのなかでたまっていく感情を、参加者それぞれのペースで分かち合います。しかし、時間が限られているため、全ての参加者の方にお話ししていただくのは難しい面もあり、話し足りないこともあるかもしれません。また、あまりに自分のなかに様々な気持ちが蓄積されると、言葉にしていくこと自体が難しく感じることもあると思います。そのようなときは、自分1人でどうにかしようとせずに、個人カウンセリングをご利用いただければと思います(予約制、無料。お問い合わせは京都DARCまで)。

家族ケア(地域創造基金)

2010年11月29日月曜日

10月の家族プログラム


あんなに暑かったのが嘘のように冷え込みが日々厳しくなってきていますが、みなさまいかがお過ごしですか。

 10月24日は「家族プログラム」があり、19名のご家族の方がおみえになりました。10月のテーマは、「薬物依存 ~依存の過程」でした。ご家族の方が、薬物依存症という病気を知ることは、ご自分が、どのような問題に対峙しているのかを知ることになります。例えば、薬物の問題を持っている人(以下、「依存症者」)が、薬物を手に入れるために嘘をつくことがあります。その時に、依存症者を「嘘つき」と思うか、それとも「この人は病気に振り回されているんだ」と思うかでは、ご家族の方が依存症者に対して抱く気持ちが大きく違います。前者の場合は、依存症者に「裏切られた」ように感じ、怒りを抱きやすくなるでしょう。そのような怒りは、ご家族と依存症者との関係をさらにギクシャクしたものにしてしまうかもしれません。でも後者の場合には、「自分は(病気に振り回されている依存症者と)一緒になって病気に振り回されないようにしよう」と、心理的な距離を保ちやすくなると思います。このように薬物依存症という病気のことを知ることは、薬物依存症と距離を保ちつつ、依存症者との関係を大切にしていくことにつながります。

 家族プログラムは、ご家族の方が、病気のことを知り、そして薬物依存症との付き合いの難しさを語り合うことを通じ、依存症者との関係を大切にしていく力を蓄える場でありたいと思います。

家族ケア(地域創造基金)

2010年10月6日水曜日

家族プログラム報告

 朝夕が大分過ごしやすくなり「やっと夏が終わった」と感じる季節になりました。みなさま、いかがお過ごしですか?

 9月26日は「家族プログラム」がありました。この日は、24名の方がおみえになりました。24人の参加者は、京都DARCでは初めてのことで、資料のコピーを何度もしたり、席を作ったり、お茶の準備に手間取っていると、参加者の方がお手伝いをしてくださいました。ありがとうございました。

 9月のテーマは、「家族の回復」でした。よく「なんで家族が回復しなきゃいけないの?病気なのは、薬物依存症者なのに…」と聞きますが、私たちは、依存症に振り回されて疲れ果てている家族の方が、自分自身を取り戻し、自分と向き合いながら、依存症者との関わり方を変化させていくことを「家族の回復」と言っています。薬物依存症はとても時間がかかる病気です。だからこそ、家族が疲れ果て倒れてしまわないように、「自分のケア」をしていくことが重要です。

 今回の「家族プログラム」は大勢の方が来てくださいました。家族プログラムの参加者が増えることを、「これはいいこと?」と戸惑う方もいらっしゃるかと思いますが、私は、それだけ孤立している家族が少なくなるという意味で、1人でも多くの家族の方にご参加いただきたいと思います。参加者が多くなると、お1人の分かち合いの時間が短くなってしまうのではと心配される方もいらっしゃるかもしれません。でも「家族プログラム」は、個別の家族の相談にしっかり対応していく場ではなく、同じ「家族」という立場の方が出会い、つながり、一緒に薬物依存症を学んでいく場です。グループなので、どうしてもお1人の方に話していただく時間は限られてしまいます。お一人、おひとりが抱えていらっしゃる様々な問題への対応は、個別カウンセリングをご利用ください(京都DARCにお電話でお申し込みください)。

薬物依存症者の家族心理ケア事業

2010年9月14日火曜日

家族相談も増える一方

ようやく夏も終わりそうな穏やかな風も感じられるようになってきました。

今年の夏は、NHK教育が薬物依存症の回復をテーマに沢山の番組を作られました。
9月22日(水)、23日(木)午後8時~8時29分には、薬物依存・反響編(NHK教育テレビ)として、放送が予定されています。

今回の番組では、「ETVワイド ともに生きる 薬物依存」に寄せられた、本人や家族からの反響を紹介しながら、当事者の回復のためにどんなサポートが求められているのか、2夜連続で話し合っていきます。

そのようなこともあってか、京都ダルクでは、利用者が増えてきております。

デイセンター・マハロが出来た当時(まだ2年程前ですが)十分なスペースがありましたが、今ではスタッフ、仲間、相談者、見学者で早くも手狭になりつつあります。

相談についても増える一方です。本人・家族の電話相談を含めると7月8月で35件の相談がありました。

個別の家族相談については、来所していただき十分な時間を取るようにしておりますが、家族ケア・スタッフも常勤での対応ができておらず、スケジュール調整に苦慮しております。

どうかこのような活動に活動にご理解とご支援をお願い申し上げます。
そして、いつしか、家族のための家族の場が出来ればと願っております。

薬物依存症者の家族心理ケア事業
 

2010年9月6日月曜日

薬物依存と家族

 8月22日に「家族プログラム」がありました。京都では地蔵盆と重なるところも多かったようですが、9名の方が参加されました。今月のテーマは「薬物依存と家族」でした。家庭のなかで薬物の問題が起こった時に、ご家族がどのような心理状態に陥りやすいか、またどのような行動をとってしまうかをお話しさせていただきました。

薬物依存症は周囲にいる人を巻き込む病気と言われています。また依存症者が責任を負えない場合に、ご家族に(責任を)肩代わりするように求める社会的圧力もあります。例えば、依存症者が借金を返せなくなった時に、代わりにご家族に借金返済を求めることが当たり前のように行われています。でも依存症者が20歳以上(成人)である場合には、自分がした約束は依存症者自身が責任をとらなくてはいけないのです。また貸す方も依存症者を1人の大人として信頼して貸したのですから、肩代わりをご家族の方に求めるのはおかしな話だと思います。まして、依存症者が未成年である場合は、保護者の承諾無しにお金を貸す自体に問題があると考えられます。しかし現実にはご家族のところに、依存症者が方々でした借金の取り立てがやってきます。

 このようにご家族は否応無しに、薬物依存症が家の内外で引き起こす問題に巻き込まれてしまいます。しかし、ご家族が本来は依存症者が担うべき責任を肩代わりし続ける関係性に陥ると、両者の信頼関係はドンドン損なわれていきます。同時に、依存症者が自分の病気と向き合うことなしに、薬物を使い続けられる状況を作ってしまうことにもなります。そして薬物依存症に振り回されたご家族は、いつか力尽きてしまうでしょう。

 依存症者との関係を大事にしていく…そのためには、信頼できる部分は信頼しつつ、依存症には手を貸さないことが必要です。しかし、これは実行していくのがとても難しいことなのです。だから、ご家族が「自分(たち)には誰も助けてくれる人はいない」と感じる状況のなかで考えても、なかなか関係性を変える方向に進んでいけないことがあります。京都DARCでは、ご家族が孤立することがないように、他の参加者とともに依存症者との関わり方を考える場「家族プログラム」と、カウンセラーとともに、個々の状況のなかで依存症者との関わり方をどのように変えていけばいいかを考える個人カウンセリングを行っています。ご家族が抱え込むことがないよう一緒に考えていきたいと思います。

 家族プログラムやご家族を対象としている個人カウンセリング(予約制)については、京都DARCにお問い合わせください。

薬物依存症者の家族心理ケア事業

2010年8月10日火曜日

家族プログラム報告(7月25日)

 暑中お見舞い申し上げます。
猛暑が続きますが、みなさまいかがお過ごしですか?

遅くなりましたが、7月25日の家族プログラムについて報告します。当日は、夏真っ盛り。とてつもない暑さでしたが、12名の方が来てくださいました。テーマは、「薬物依存症 ~回復~」でした。このプログラムでは、薬物依存症という病気をしっかりと理解していただくために、薬物依存症について「依存の過程」「回復」の2回にわけてテーマを設定しています。参加者のなかには、すでに何度も「薬物依存症」について聞いたことがある方もいらっしゃいますが、聞く度に何か新しい発見がみつかります。
本を読んだり、体験者の話を聞いたり、家族プログラムで講義を聞いたり、意見交換をしたり、ご家族の方はいろんな形で薬物依存症について学び、少しずつ理解を深めていかれます。依存症という病気について理解が深まるにつれ、自分が何に巻き込まれていたのか、大切な人の身にどういうことが起こっているのかが少しずつ腑に落ちていくと思います。このことは、依存症者との関係の再構築に不可欠です。

薬物依存症者の家族心理ケア事業