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2011年6月2日木曜日

5月の家族プログラム

 毎日、毎日雨が続き、本当に梅雨になったことを実感する日々ですが、みなさまいかがお過ごしですか? 

 5月の家族プログラムの報告をお届けします。5月は「家族の回復」がテーマで、7名の方が参加してくださいました。薬物依存症という長く時間がかかる病気と、薬物依存症者の身近にいる「家族」として付き合っていくためには、ご家族自身の「今の自分の状態」を知ることが大切です。依存症は、依存症者だけではなく、身近にいる人も振り回します。日々の生活の様々な場面で依存症に振り回されることで、ご家族は、徐々に自分を見失ってしまうことがあります。そのまま振り回され続けると、ご家族が「燃え尽き」てしまい、何もかもいやになってしまうこともあると思います。そうならないように、自分の状態を確認し、必要なケアを受けることで、自分を取り戻すことが大事です。

 私たちは、ご家族が自分を取り戻すためには、孤立状態から抜け出すことや、依存症についてより深く理解することなどが必要だと考えています。1人っきりで“途方にくれている”ご家族が、「家族プログラム」へ参加すること自体が、孤立状態からの脱出になります。また、「家族プログラム」では、毎回、依存症に関するテーマを取り上げ、カウンセラーがテーマに沿って話をし、依存症に関する理解を深めます。1人では、“よくわからない”と思うことも、他の参加者と話し合うなかで答えがみつかることもあります。自分1人では得られない力や勇気が、他の参加者と出会い、つながることにより得られることがあります。私たちは、参加者のみなさんとともに「家族プログラム」をそのような場にしたいと願っています。

 京都DARCでは、「家族プログラム」だけではなく、個々のご家族のニーズに対応するための「個人カウンセリング」を行っています。例えば、“(依存症者を)イネーブリングしてはいけない”とわかってはいるけど、なかなか実行できない。何かを変えなくちゃいけないけど、どうしたらいいかわからない、など。お1人で考えこんでいらっしゃいませんか? 個人カウンセリングでは、カウンセラーがご家族の状況や気持ちを一緒に考え、ご家族が「動いていく」ことをサポートします。「家族プログラム」とあわせてご利用ください。個人カウンセリングは、予約制です。お問い合わせ、お申込みは京都DARCまでお願いします。

家族ケア(地域創造基金)

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