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2011年10月23日日曜日

家族プログラム6-9月

 朝晩とかなり冷え込むようになり、日中との気温差が激しい季節になりました。みなさま、いかがお過ごしですか? 家族プログラムの報告が滞ってしまいました。申し訳ありませんでした。ここで、6月から9月の4ヶ月間の報告をさせていただきます。

 報告が滞っている間も、京都ダルクの「家族プログラム」は毎月第4日曜の午後に行なっていました。6月は「薬物依存~依存の過程」がテーマで14名の方が参加されました。7月は「フリーディスカッション」でした。参加されたのは13名の方です。8月、9月は、それぞれテーマが「薬物依存~回復」と「薬物依存と家族」でした。そして、参加者は11名の方と、12名の方でした。いずれの回も、参加者の方は毎月参加してくださる方もいれば、初めて参加される方もいらっしゃいます。身近な人の「依存症問題」が表面化してからの年月も、それぞれ違います。でも、毎回、それぞれが自分の想いを語り合うなかで、気づきやつながりが生まれます。

 依存症者のご家族は、(自分では)まったく思いがけずに依存症と関わる状況に置かれてしまいます。そのような状況で孤立してしまうと、自分が本来もっている力がわからなくなってしまったり、他者を傷つけたり、他者を抑えつけるなど力の使い方を間違えてしまいやすくなると思います。また、期待通りには変わっていかず「出口」が見出せない時には、“真っ暗なところに、自分だけが取り残されている”ような心細さや、“足を止めてしまったら2度と動けなくなってしまうのではないか”というような焦燥感などを感じる方もいらっしゃると思います。ひとりっきりで「光」を見つけられないときは、仲間が光をかざしてくれる存在になってくれると思います。家族プログラムは、参加者お一人おひとりの存在自体が、他の参加者の「光」になる場であれたらと願っています。

 京都ダルクでは、家族プログラムの以外に、依存症者のご家族の個人カウンセリングを行っています。グループでは、なかなかお一人おひとりの細かな状況までお聞きして「これからどうしたらいいか」を考える時間がもてないのが現状です。お一人おひとりのニーズにあわせてカウンセラーがこれからを一緒に考える場として、個人カウンセリングをぜひご利用ください。(個人カウンセリングは予約制です。予約は、京都ダルクまでお電話でお願いします)

薬物依存症者の家族心理ケア事業

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