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2012年4月26日木曜日

家族プログラム2012年3月4月


 桜も散り、日中は汗ばむ陽気になりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか? またまたご無沙汰になってしまいましたが、3月と4月の家族プログラムについてご報告させていただきます。

 3月は、「薬物依存症 ~依存の過程」がテーマで13名の方がおみえになりました。3月には、依存症者の家族のためのワークショップ「コミュニケーション ~伝えることを考えよう」が第2と第3日曜日にあったので、なかには3週連続でダルクに来られた参加者の方もいらっしゃいました。お疲れ様でした。

4月は「薬物依存症 ~回復」がテーマで14名の方が来られました。4月は初めておみえになった方が多くいらっしゃいました。グループが始まる前は、緊張していらっしゃるように見える方も多かったのですが、グループでの話し合いが進むにつれ、みなさんの表情がほぐれ、涙あり、笑いありの2時間はあっと言う間に過ぎていきました。

 また4月は、グループ後に参加者のみなさんにアンケートにご協力いただきました。グループに複数回参加されている方に、グループ効果についていくつかお伺いしたところ、「薬物依存症についての理解が深まり、孤立感、不安、怒りが減少し、笑うことや安心感が増加した」という方が多くいらっしゃいました。身近な人に薬物の問題が起きても、そのことを話す場が少ないのが現状です。でも孤立した状況で“どうにかしなければ”と考えていても、より追いつめられてしまいます。「家族プログラム」は、身近な人の薬物問題に悩んでいる「家族」が集まり、ともに薬物依存症について学び、“これからどうしていくか”を考える場です。依存症者のご家族の方が、安心して、泣いたり笑えったりできる場を大切にしていきたいと思います。アンケートにご協力くださった参加者のみなさま、ありがとうございました。

参加者の方の感想をご紹介します。(ブログへの掲載許可をいただいています)
◆今日は参加して良かったです。息子は仕事を始めてハイテンションになり、あれもして、これもいしてと計画を立て、頑張る気持ちでいっぱいで、私は嬉しく思っていましたが、それは張りつめたものが破裂してしまうかもしれない不安があるとわかりました。時間がかかっても良い方向に向いていく様すぐに結果が出ない事を忘れずに支えてあげられたらと思います。息子がどんな事になっても大切な息子です。
◆よかった。
◆良かった。笑った。また参加します。
 
総数=14
① 依存症者との関係を教えてください
 ・親子     12 
   ・配偶者    0 
   ・兄弟、姉妹  2  
 ・友人     0 
   ・その他    0

② 依存症者の薬物問題に関わってきた期間を教えてください
 ・1年未満   4  
   ・1~5年   9  
   ・5~10年  1  
 ・11~15年 0 
   ・15年以上  0

③ 今日は、何回目の家族プログラム参加でしょうか?
 ・初めて          6     
   ・2回目     0   
   ・3回目           0   
   ・4回目           3  
 ・59         3   
   ・10回以上      2

④ 2回以上参加されている方にお聞きします。 総数=8 
家族プログラムに参加されて
1)薬物依存症についての理解が
 ・深まった 8  ・変わりない 0  ・わからない 0

2)孤立感・孤独感が
 ・減少した 7  ・変わりない 0  ・増加した 1

3)不安や怒り、恐怖感が
 ・減少した 7  ・変わりない 0  ・増加した 1

4)笑うことや安心感(ホッとすること)が
 ・増加した 7  ・変わりない 0  ・減少した 1

5)薬物依存症者に対する思いや対応が
 ・変化した 6  ・変わりない 2

京都ダルクでは、依存症者のご家族の個々の状況に対応するために、個人カウンセリング(無料、予約制)も提供しています。お問い合わせ、ご予約は、京都ダルクまでお願いします。


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