2012年3月5日月曜日
依存症回復施設職員研修プログラムに参加して
3月に入り、一雨毎に春らしい季節になって来ました。2月29日から3月2日まで、東京の「国立がんセンター国際研究交流会館」にて依存症回復施設職員研修プログラムにスタッフの淀と参加して来ました。雪で新幹線が遅れるというアクシデントに見舞われながらも、会場に遅れることなく着くことが出来ました。全国から、アルコール、薬物依存症の施設で援助者として働くスタッフが50名ほど集まりました。初日から「依存症総論」「依存症に関する社会資源」「関係機関との連携」「援助職のメンタルヘルス」の講義がありました。そのあとは、パネルディスカッションがあり、当事者の立場、専門家の立場、支援者の立場からの意見交換は、自分たちにも共感出来るやりとりでした。
二日目は「処方薬乱用」「重複疾患の対応」の講義があり、依存症本人として、ミーティングが回復の全てのような時代に繋がった自分にとっては、戸惑いながらも、時代の流れを感じ、色んな社会資源と連携していくこと。利用者にとって何が今、必要な支援なのかを、支援計画を一緒に立てながら歩んで行くことの大切さを改めて教えていただいた気がします。そのあとは6グループに分かれて”事例検討会”を行いました。簡単な自己紹介から始まり、場が和む中、提出事例について、それぞれが意見を出し合い、まとめていきます。4時間半程かけて終わったのは19時半。ちょっと疲れがある中、近くにある築地のお寿司屋さんで舌鼓。沖縄のなかま、鳥取、岡山のなかまと分かち合いました。
最終日は事例検討の発表。質疑応答のあと、終了証書をいただきました。移送費、重複障害の問題などいい勉強をさせていただきました。現場にて活かしていけたらと思います。
笠嶋 敏
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