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2011年9月28日水曜日

地域力文化祭に参加して

秋晴れの9月23日、ダルクを8時に出発し車で30分、平安神宮の傍にある「みやこめっせ」にて京都府主催の~第3回 地域力文化祭~が開催されました。今回初めて、京都ダルクも参加させていただきました。ブースではダルクの活動案内、レザークラフトの販売、書籍販売を行いました。準備の段階から、女性のなかまが写真をコルクボードに貼ってくれました。流石に可愛く出来あがりました。レザークラフトは利用者がストラップ、財布、カードケースなどを作っています。

会場には5000人の来場者があったようです。京都府内の各地から農作物の販売、ものづくりや生活体験のコーナーなど、沢山のブースが出展されていました。ダルクのみんなは、血液年令が判定出来るコーナーに行き、自分の実年令より高いとか、若いとか楽しんでいました。京都弁護士会の方も出展していて、京都ダルクのフォーラムの案内も出来ました。

休憩中には、青空の下、心地よい風を感じながら、季節の移ろいを楽しむことが出来ました。最後には~楽しい地域力アピールに向けた意見交換会~が行われ、今後の交流について話し合われました。

バザールカフェにて


朝晩はすっかり秋らしくなって来ました。虫の音が心地よい季節ですね。京都の紅葉はまだまだ先のようですが、、、。


毎週、木曜日、今出川駅近くのバザールカフェの庭にて午後から野菜作りをしています。8月に植えた種は、葉が出始めていましたが、鳥に食べられてしまいました。今回は卵のパックに種植えし、芽が出てから畑に植え替えることになりました。バザールカフェのスタッフと一緒に、いつものように手慣れたなかまから指導を受け、スコップで耕し、畦を作り、芽を大切にしながら、等間隔になるように植えて行きました。柔らかい日差しを受け、土を触るのは何か健康的に感じ、いいものです。前回の反省を受け、鳥に食べられないように、ネットを張り今回の作業は終了しました。取れた野菜はバザールカフェや、ダルクの昼食で食べれたらいいですね。

厨房の方では、利用者が職業体験をしています。週1回のことですが、キビキビと手際良く働いていました。ダルクでの昼食作りの時も、 段取り良く美味しいご飯を作ってくれています。やはり一日一日の積み重ねが大事なことを教えてくれています。

笠嶋

2011年9月22日木曜日

再乱用防止教育のご紹介



昨年より京都府薬務課と準備を進めていた薬物再乱用防止教育(OPEN)が8月より始まっております。

お申し込みは京都府薬務課まで
京都府健康福祉部薬務課
(講師:京都DARC)

(地下鉄「くいな橋」、京阪「深草」駅より徒歩約10分)
実施:火曜日19:00~20:30(偶数週に実施します)
お問い合わせ:京都府健康福祉部薬務課
(TEL 075-414-4786、平日9:00~17:00)
対象:京都府内に在住、在勤、在学中の方を対象としています。
まずはお電話でお問い合わせください。

福井刑務所より表彰を受ける


先日、福井刑務所より感謝状をいただきました。
特別改善指導の活動が評価されました。
感謝されるのは少々照れ臭く式典は緊張しました。
こういった評価を受けることで高慢になることなく謙虚さを持って引き続き外部講師の役割を続けていきたいと思います。

第8回薬物依存症者回復支援セミナー DARSin京都

薬物依存症者の回復を支援するモデルプログラムの紹介とそれを実践するファシリテーターやコーディネーターを養成する。


2011年11月5日(土)6日(日)
5日(土)13:00-20:00 
6日(日) 9:30-16:30
龍谷大学セミナーハウス
「ともいき荘」
資料代3,000円+カンパ

【メッセージ】依存症からの回復を支援しているみなさまへ 
今回のセミナーの統一テーマは、「分かちあい(SHARING)」です。

みなさんは、日々の活動のなかで、さまざまなトラブルに直面し、難しい問題に向かい合っていると思います。今回は、それぞれがいま抱えている問題を持ちより、それを分かち合うことにしましょう。一つひとつの問題を一緒に考え、解決の糸口をみつける機会にしたいと思います。

まず、わたしたちDARSメンバーから、問題を提起します。みなさんも、ぜひ何かひとつ、課題を持って集まってください。

2011年9月21日水曜日

生活保護を受ける薬物依存症者へのNA(ナルコティクスアノニマス)参加移送費に関して

 平成10年5月に総務省の勧告を受けて、厚生労働省は平成11年3月に、民間リハビリテーション施設に通う生活保護者の通所費用について、支給要件を明確化したが、それは不十分なものであった。これは薬物依存症者への自立のため必要かつ有効であると認められるとして民間リハビリテーションセンター(いわゆるダルク)への通所移送費は支給されることとなったが、NAの参加移送費支給については明確化されることはなかった。

 これまでアルコール依存症に関しては断酒会等に参加するための交通費支給は「局第7-2(7)ア-(セ)a」に基づいて支給されていた。この中でアルコール依存症者が「断酒を目的とする団体」への参加ということで断酒会だけではなくAA(アルコホーリクス・アノニマス)への移送費も支給されていた。しかし、薬物依存症者がNAの参加するための移送費は基本的に支給されていなかった。一部の福祉事務所や担当者、医療関係者の積極的な自立支援や取り組みにおいて、薬物依存症はアルコール依存も含み、NAがアルコールも薬物の一種と捉え断酒を実践している団体であり、当事者の断酒、断薬に必要かつ有効であることから移送費の支給がなされてきた。ちなみに私自身9年間生活保護を受けていたが今述べたような解釈において支給されてきた。私自身の自立や社会復帰に大きな役割を果たして下さった。この場を借りて感謝を申し上げます。これは今も京都市や大阪市を含む多くの自治体でこのような運用がなされている。この報告において支給決定がなされている福祉事務所で支給中止にならない事を切に願う。

 平成11年に、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律等の一部を改正する法律(平成11年法律第65号)により,覚せい剤慢性中毒者に関する準用規定(44条)が廃止されるとともに、依存症者が精神障害者に含まれることが明確化された。 よって覚せい剤慢性中毒者を精神保健福祉法の対象外とするものではないことに留意し、これまで精神医療・福祉行政の対応で中途半端であった薬物依存症を医療・福祉の援助対象として明確に位置付けた。総務省の勧告もあり薬物依存症者がダルクへ通所するための移送費が支給されていくようにはなったがNA参加のための移送費は明文化されなかった。

 しかし、この事はいまだ生活保護行政において薬物依存症がアルコール依存症と同等の取り扱いをされておらず疾病差別を受けているのではないと考える。精神保健及び精神障害者福祉に関する法律が改正されて10年を過ぎたがそれに合わせて関連法令も整備されてよいはずだが、今回ご報告の移送費に関しての国の対応は理解しがたい。特に地方都市において、NA参加移送費が支給されない取り扱いが多い。

 後に平成18年に国会においてもこの問題が指摘されたが、意図的なのか、単なる知識不足なのか、質問と回答にずれがあり、自助グループ(NA)と民間リハビリテーションセンター(ダルク)を混同して回答をしているように思われる。このやり取りは、質問をした前原議員も回答をした政府も質問の内容をよく存じていないのか、どこからか依頼を受けた国会質問であったせいなのか、受けた回答以降踏み込んだやり取りは無いようだ。 

 ぜひ、皆さんにこの現状を知っていただき生活保護を受ける薬物依存症者が自立や回復のために必要かつ有効であるNA参加のために移送費が支給されることになるようにお力をお貸しいただければ幸いです。何卒よろしくお願い申し上げます。

― 参考資料 ―
― 生活保護の実施要領 ―
局第7-2
(7) 移送費
ア  移送は、次のいずれかに該当する場合において、他に経費を支出する方法がないときに乗車船券を交付する等なるべく現物給付の方法によって行なうこととし、移送費の範囲は、(ケ)又は(サ)において別に定めるもののほか、必要最小限度の交通費、宿泊料及び飲食物費の額とすること。
この場合、(ア)若しくは(イ)に該当する場合であって実施機関の委託により使役する者があるとき、(ウ)、(オ)、(コ)若しくは(シ)に該当する場合であって付添者を必要とするとき又は(エ)に該当する場合の被扶養者にあっては、その者に要する交通費、宿泊料及び飲食物費並びに日当(実施機関の委託により使役する者について必要がある場合に限る。)についても同様の取扱いとすること。
(イ)から(ス)は省略
(セ) 次のいずれかに該当する場合であってそれがその世帯の自立のため必要かつ有効である
と認められるとき。
a アルコール症若しくはその既往のある者又はその同一世帯員が、断酒を目的とする団体(以下「断酒会」という。)の活動を継続的に活用する場合
b アルコール症又はその既往のある者(同伴する同一世帯員を含む。)が、断酒会の実施する2泊3日以内の宿泊研修会(原則として当該都道府県内に限る。)に参加する場合
c 精神保健福祉センター、保健所等において精神保健福祉業務として行われる社会復帰相談指導事業等の対象者又はその同一世帯員が、その事業を継続的に活用する場合

― 国会での質問と回答 ―
平成十八年十二月十二日提出
質問第二三七号
薬物乱用及び再犯防止対策と治療回復支援に関する質問主意書
提出者  前原誠司


ダルク施設入所者の多くが、生活保護費を受給しながら回復プログラムに取り組んでいる。生活保護手帳の中の、第六最低生活費の認定の中の三臨時的一般生活費の(セ)a「アルコール症若しくはその既往のある者又はその同一世帯員が、断酒を目的とする団体の活動を継続的に活用する場合」とあるが、薬物依存症が自助グループに参加するための移送費は明記されておらず、多くの自治体では移送費が支給されない。移送費支給の対象とするよう認定要件の見直しを求めるが、政府の見解は如何。

平成十八年十二月二十二日受領
答弁第二三七号
内閣衆質一六五第二三七号
平成十八年十二月二十二日
内閣総理大臣 安倍晋三

衆議院議長 河野洋平 殿
衆議院議員前原誠司君提出薬物乱用及び再犯防止対策と治療回復支援に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。

三について
御指摘のとおり「生活保護法による保護の実施要領について」(昭和三十八年四月一日付け社発第二百四十六号厚生省社会局長通知)においては「薬物依存症者」がいわゆる自助グループに参加するための移送費の支給について明記されていないが、当該グループの活動が民間活動として行われるものであっても、国又は地方公共団体から当該活動に対し補助が行われている等の場合で社会復帰に効果が期待できると認められる場合には、当該グループに参加する「薬物依存症者」は、同通知の第六の二の(七)のアの(セ)のcの社会復帰相談指導事業等の対象者に該当し、移送費の支給の対象となるものであり、地方公共団体に対してその旨の周知を図っているところである。

加藤

2011年9月18日日曜日

NA関西エリア パブリックインフォメーション・in京都

先日、岡山ダルクからなかまが3泊4日でやって来ました。なんと20年振りの再会です。京都駅で待ち合わせ。お互い年令は重ねましたが、すぐにわかりました。「お久し振りです。」笑顔でハグをしました。ダルクで出逢い、NAミーティングに参加し続けていると、思いも寄らぬ再会があります。嬉しい出来事です。
笠嶋

<イベントのお知らせ>

10月12日(水)13:00から
Narcotics Anonymous=NA(ナルコティクス・アノニマス=匿名の薬物依存者達の集まり)
関西エリア・パブリックインフォメーション(NAの活動を紹介するイベント)が開催されます。
会場は京都市伏見区総合庁舎ホール
(京都市伏見区鷹匠町39番地の2)
交通:近鉄丹波橋駅より西南へ徒歩10分、京阪丹波橋駅より西南へ徒歩8分

京都ダルクの仲間達にとっても、NAミーティングへの参加がDARCにおける重要なプログラムの一つとなっています。

まだまだ、NA(正式名称はNarcotics Anonymous)の活動が知られておりませんが、世界中に広がりを見せる団体です。

行政機関、福祉・医療・教育関係機関、司法関係者やご家族の方、ご本人など薬物問題に関わる方へNAの活動を知っていただける機会です。

Narcotics Anonymous日本

2011年9月17日土曜日

NPO法人京都DARC 8周年記念フォーラムご案内




NPO法人京都DARC 8周年記念フォーラム
「回復、そして自分らしさ」

とき 11月19日(土) 
13時30分~17時45分
ところ ひと・まち交流館京都  ※入場無料

プログラム
講演 市川 岳仁 氏(NPO法人三重DARC施設長)
「回復とアイデンティティー」
薬物依存症者たちの話
家族の話

フォーラム祝賀会
18時~19時30分

住所
京都市下京区西木屋町通上の口上ル

京都駅から市バス17・205系統「河原町正面」下車すぐ
京阪電車「清水五条」駅から徒歩8分
地下鉄「五条」駅徒歩10分

※有料駐車場はございますが、当日は混雑が予想されるため、できるだけ公共交通機関をご利用下さい。