毎日新聞京都版の記事より 2012年8月9日(木)
女性ホーム「ワイオリ」開設へ向けた取り組みが掲載されました。
女性ホーム「ワイオリ」開設へ向けた取り組みが掲載されました。
この4月から物件を探しておりますがいまだにホームとなる物件の賃貸契約に至りません。どうも、ダルクだと知ると貸したくないといった対応が目立ちます。しかし、私たちはあきらめる訳にはいきません。実際、京都の街にダルクがあろうが無かろうが薬物問題は起きており例外ではないのです。私たちはその問題を解決するために活動しているのです。
私たちの多くは子どもの頃よりなんらかの問題を抱え、解決の糸口も見つけられず薬物使用を始め止めることが出来ませんでした。繰り返す薬物使用の裏にある、生きづらさ、孤独感、依存症という病気。
その病気には薬物依存症、アルコール依存症、ギャンブル依存症、買い物依存症、借金依存症、SEX依存症、ワーカーホリック、などがあります。このような問題は子どもへ悪影響を与え、その子供が問題行動を起こす。依存症は世代間連鎖を繰り返し、問題は複雑になり、大きくなっていきます。この連鎖を断ち切るためには、子育てをする薬物依存者を支え安心して子育てできるような場の創出が必要なのではないでしょうか。
日本社会では薬物犯罪に対して厳しい対応がなされておりますが、それ以上に救いや癒しが人を変えると私は信じています。私自身がそうでした。どうか新しい生き方を身につけようとする薬物依存者に手を差し伸べ欲しいのです。穏やかな笑顔と出会い、変っていく薬物依存者とその子どもたちが一人でも増えることを願っています。皆さまとそのような活動をしていければ幸いです。
どうか、ご支援、ご協力を切にお願する次第です。よろしくお願い申し上げます。
加藤 武士
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