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2011年5月22日日曜日

4月の家族プログラム

 あっと言う間にゴールデンウィークも終わり、梅雨のような雨続きだったのが一転して、夏日を思わせる陽気になっています。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?大変遅くなりましたが、3月と4月の家族プログラムの報告をお届けします。

3月は「薬物依存~回復」、そして4月は「薬物依存と家族」がテーマでした。3月は16名、4月は15名の方がおみえになりました。
 
薬物依存症からの回復は、長く時間がかかります。例えば、DARCにつながったから、もう何も問題がなくなって回復の道をまっしぐらに進んでいくというものではありません。ご家族の方が、“早く回復してほしい” “早く「普通」になってほしい”と期待を抱くのは、ある意味当然だと思います。でも、依存症者はご家族の期待通りのペースでは回復しません。ご家族の方が、回復には時間がかかるものだと理解、受容することは、「なかなか変わっていかない状況」を目の前にしたときに、焦りや不安に振り回されることなく、自分の感情とつきあっていくことにつながります。
また、家庭のなかで「薬物問題」が起こると、ご家族の方が気付かないうちに依存症に巻き込まれ、自分自身を見失ってしまうことがよくあります。「今の自分」がどのような状態のかを知ることは、長期間に渡ることが多い「依存症との付き合い」のなかで、ご家族の方が燃え尽きずにいるためには重要です。

依存症は「命に関わる病気」です。だらこそ、ご家族の方がその深刻さに押しつぶされないように、同じ立場の「仲間」とつながり、勇気と力を得ることが大切だと思います。「家族プログラム」では、参加者の方々と共に、それぞれがエンパワーする場を育てていきたいと願っています。

「家族プログラム」では、残念ながら、お一人の方にお話しいただける時間が限られてしまいます。お一人、おひとりの状況にあった対応を考えたり、自分だけで抱え込んでいる感情を少しずつ解きほぐすことは難しいこともあります。京都DARCでは、そのようなご家族のニーズに対応するために、個人カウンセリングを行っています。ぜひ、「家族プログラム」と同時に「個人カウンセリング」もご利用ください。個人カウンセリングは予約制です。お問い合わせ、ご予約は、京都DARCまでお電話をお願いします。

予約電話番号
075-645-7105
(月)~(土)9:00~17:00

家族ケア(地域創造基金)

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