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2011年7月16日土曜日

矯正・保護総合センター開設記念シンポジウムの開催案内

矯正・保護総合センター開設記念シンポジウムの開催案内

2011年7月15日(龍谷大学HPより転載)
これまで、龍谷大学は、犯罪や非行をおかしてしまった人たちの社会復帰のためにさまざまな事業をしてきました。1977年には特別研修講座「矯正・保護課 程」を設置、2002年には文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業(AFC)の助成を得て「矯正・保護研究センター」を設置しました。2010年、こ れらの教育と研究の実績をより発展させ、その成果を広く社会へと還元するため「矯正・保護総合センター」を開設しました。

このたび、上記総合センターの開設を記念し、国際シンポジウムを開催することになりました。メイン・ゲストには、北欧犯罪学をリードし、人間を大切にする 刑事政策の実現に多くの成果をあげてきたノルウェーの碩学ニルス・クリスティー教授(オスロ大学)をお招きし、この問題に関心をもつ多くのみなさんととも に、日本の刑事政策の目指すべき方向を考えてみることにしました。

●統一テーマ
ニルス・クリスティー教授(オスロ大学)に聞く
『人間を大切にする刑事政策を求めて~ノルウェー犯罪学の実験~』

●基調講演
テーマ  『ノルウェー犯罪学の理論と実践』
講演者  ニルス・クリスティー氏(ノルウェー・オスロ大学教授)

●コメンテーター
リル・シェルダン氏(ノルウェー・オスロ大学教授〔外から見た日本〕)
浜井 浩一氏(本学法科大学院教授〔犯罪学の立場から〕)
赤池 一将氏(本学法学部教授〔刑事政策の立場から〕)
津島 昌弘氏(本学社会学部教授〔社会学の立場から〕)
鍋島 直樹氏(本学文学部教授〔宗教学の立場から〕)
加藤 博史氏(本学短期大学部教授〔福祉哲学の立場から〕)

●コーディネーター
石塚 伸一氏(本学法科大学院教授)

●開催日時
2011年10月8日(土) 13:30~17:30 〔開場 12:30〕

●開催場所
龍谷大学アバンティ響都ホール 
京都市南区東九条西山王町31 アバンティ9階

●申込方法
参加を希望される方が、事前申込みが必要です。
申込方法は下記のとおりです。

◆インターネットを利用して申し込む場合
矯正・保護総合センターホームページの「お申し込み」フォーム

(https://www.ryukoku.ac.jp/rcrc_form/contact.html)に必要事項を記入の上、お申し込みください。

◆FAXを利用して申し込む場合
添付チラシの裏面の「参加申込書」に必要事項を記入の上、矯正・保護総合センター
(FAX 075-645-2632)までお送りください。

※申込方法はご不明な方は、矯正・保護総合センター事務部(TEL 075-645-2040)まで、お問い合わせください。

●申込定員
先着250名様まで
※申込みを受け付けた方には、「入場券」を送付(9月上旬予定)します。

●主催
龍谷大学矯正・保護総合センター

●後援
京都府、京都市、京都弁護士会、日本弁護士連合会、NHK京都放送局、朝日新聞京都総局、読売新聞京都総局、毎日新聞京都支局、京都新聞社、共同通信社、京都府保護司会連合会、京都BBS連盟

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◆ニルス・クリスティー氏の紹介◆
ニルス・クリスティー氏は、ノルウェー・オスロ大学の教授です。

1970年代には、もっとも先進的な犯罪学理論であった「アボリショニズム(刑務所廃止論)」の主唱者であり、北欧犯罪学派の旗手として、世界の犯罪学 をリードしてきました。その主張の特徴は、暴力的な犯罪対策を鋭く批判し、人間と地域社会を大切にする刑事政策を提唱するところにあります。1980年代 以来、刑事政策は、厳罰主義的傾向を強くしてきましたが、そのオルターナティヴ(代替策)として、世界の犯罪学の注目が集まっています。

【略歴】
ニルス・クリスティー(Nils Christie)1928年、オスロ生まれ。
ノルウェーの社会学者、犯罪学者。1966年以来、オスロ大学教授。
その著書『刑罰の限界(Pinens begrensning;Limits to Pain)』(1981年)は、多くの国で翻訳された。コペンハーゲン大学名誉教授。薬物犯罪、産業社会、刑務所などを鋭く批判している。

【主著】
A Suitable Amount of Crime , 2004 :Oslo
(平松 毅=寺澤比奈子訳『人が人を裁くとき―裁判員のための修復的司法入門』有信堂、2006年)
Crime Control as Industry: Towards GULAGs,(2000)
(寺澤比奈子訳『司法改革への警鐘――刑務所がビジネスに』信山社出版、2002年)
Beyond Loneliness and Institutions: Communes for Extraordinary People(1989)
(立山龍彦訳『障害者に施設は必要か―特別な介護が必要な人々のための共同生活体』東海大学出版会 、1994年)
Limits to Pain (1981)
(立山龍彦訳『刑罰の限界』新有堂、1987年)

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