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2011年4月10日日曜日

スマイルさん、安らかに



京都、大阪も桜が満開になりました。天気も良く桜を愛でるにはいい日になりました。

先日、新聞で「頑張れ、東北」という言葉に対して、憤りを感じるという記事に目が止まりました。「既にギリギリの中で頑張っている。苦労していない遠い地から心がない。」という内容でした。
「頑張れ。」と「頑張ろう。」には大きな意味の違いを感じます。自分たちも頑張って止めようとしました。でも、どうしようもなくダルクと出逢いました。「頑張れ。」という言葉にいろんな想いを抱いたのを思い出しました。ダルクに出逢い、「一緒に頑張ろう。」「一人で頑張るな。」って云われホッとしたのを覚えています。

「一緒に考え、それぞれが出来ることを、一緒にがんばろう。日本」

8日、加藤と一緒に岐阜拘置所に面会に行きました。透明の板の向こうには、緊張しながらも笑顔を作っているなかまの姿がありました。優しそうな人懐っこい顔。話す内に自然な笑顔に変わっていきました。「良かったら一緒にやって行こう。待ってるよ。」自分たちにはこの言葉しか伝えることが出来ないような気がします。でも何かの力で出逢うことが出来ました。「一人じゃないからね。」そう声を掛け面会の時間が終わりました。

その後、岐阜ダルクに寄りました。元気ななかまとの再会でした。施設長の遠山さんと名物の台湾ラーメンを食べ、NAミーティングへ。その後、静岡に向かいました。着いたのは夜の11時半。9日は朝から駿河ダルクへ。ここでもなかまが笑顔で迎えてくれました。感謝。

14時からカトリック静岡教会にてスマイル、大木 文夫さんのお別れ会に参加しました。施設長の五十畑さんの声かけで沢山の方が故人を偲びました。数年前に撮ったというスマイルさんらしい笑顔の写真がありました。24年前に東京で出逢い、引っ越しを手伝ったり、横浜のミーティングに出たり、一緒のアルバイトに行ったり、名古屋でもお世話になりました。「いいんだ、さとし。」が口癖でした。涙あり、笑顔ありのスマイルさんらしいお別れ会でした。精一杯、自分のため、なかまのために走り続け、喋り続けた生き様に感銘し、敬意を憶えます。ありがとう。安らかにスマイルさん。「いいんだ、いいんだよ。」

   笠嶋

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