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2012年3月23日金曜日

家族プログラム2012年1・2月

冬の寒さも緩み始め、花粉の季節になりましたが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか? すっかりご無沙汰してしまいましたが、1月と2月の家族プログラムの報告をさせていただきます。1月の家族プログラムは、1月22日に「薬物依存症と家族」をテーマに行い、16人の方がおみえになりました。1月は翌週の29日に、薬物依存症者の家族のワークショップ「DVを知ることからはじめよう」があったので、なかには2週連続でご参加くださった方もいらっしゃいました。2月は、「家族の回復」をテーマに、2月26日に家族プログラムを行い、18人の方が来てくださいました。
 家族プログラムは、前半は薬物依存症に関するテーマに沿ってお話させていただいています。主なテーマは「薬物依存症」「薬物依存症からの回復」「薬物依存症と家族」「家族の回復」の4つなので、続けて参加してくださっている方は、何度も同じテーマの話を聞かれることになります。でも、その時々で、「ふに落ちるところ」「ふっとわかるところ」「心に残るところ」は違ってきます。参加者のみなさんが『(薬物依存症を)まったく何が何だかわからない⇒頭で理解する⇒心でわかる』という過程を辿っていらっしゃるなかで、同じテーマの話を聞いても、受け取り方、受け止め方が変わってくるのだと思います。
家族プログラムの後半は、参加者のみなさんに自由に話したいことを話していただく時間です。他の参加者の話を聞くことによって、『自分の現在地』がわかったり、『知恵』や『経験』をもらえます。みんなで、真剣な話を真剣に考え、泣いたり、笑いあったりする時間と空間を共有します。薬物の問題は、話せる場がとても限られているという現状があります。その現状のなかで、薬物依存症者のご家族は、孤立しがちになることも多いと思います。でも、孤立した状態では、薬物依存症者との関係を変える力も、状況を変えていく勇気もなかなかでないと思います。安心できる場で、『同じ立場の方とつながること』が、自分1人だけではできないことを、少しずつやっていく力の源になると思います。そのような場を、ご家族のみなさんと共有していきたいと思っています。
 京都DARCでは、カウンセラーがお1人おひとりの状況や状態に合わせ、「これからどうしていくか」を一緒に考える個人カウンセリングを予約制で行っています。グループは、時間が限られているので、参加者お1人ずつの状況などを詳しくお聞きすることが難しいことがあります。よろしければ、個人カウンセリングも併せてご利用ください。家族プログラム、個人カウンセリングのお問い合わせは、京都DARCまでお願いします。

家族ケア(地域創造基金)

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