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2010年11月29日月曜日

10月の家族プログラム


あんなに暑かったのが嘘のように冷え込みが日々厳しくなってきていますが、みなさまいかがお過ごしですか。

 10月24日は「家族プログラム」があり、19名のご家族の方がおみえになりました。10月のテーマは、「薬物依存 ~依存の過程」でした。ご家族の方が、薬物依存症という病気を知ることは、ご自分が、どのような問題に対峙しているのかを知ることになります。例えば、薬物の問題を持っている人(以下、「依存症者」)が、薬物を手に入れるために嘘をつくことがあります。その時に、依存症者を「嘘つき」と思うか、それとも「この人は病気に振り回されているんだ」と思うかでは、ご家族の方が依存症者に対して抱く気持ちが大きく違います。前者の場合は、依存症者に「裏切られた」ように感じ、怒りを抱きやすくなるでしょう。そのような怒りは、ご家族と依存症者との関係をさらにギクシャクしたものにしてしまうかもしれません。でも後者の場合には、「自分は(病気に振り回されている依存症者と)一緒になって病気に振り回されないようにしよう」と、心理的な距離を保ちやすくなると思います。このように薬物依存症という病気のことを知ることは、薬物依存症と距離を保ちつつ、依存症者との関係を大切にしていくことにつながります。

 家族プログラムは、ご家族の方が、病気のことを知り、そして薬物依存症との付き合いの難しさを語り合うことを通じ、依存症者との関係を大切にしていく力を蓄える場でありたいと思います。

家族ケア(地域創造基金)

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