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2010年9月25日土曜日

ワーキング・サバイバー研究会に参加して

先日のカミナリ、ゲリラ豪雨のあと、急に朝晩は涼しくなった。

京都ダルクでは、風邪が流行り出している。季節の変わり目、薬物依存症者にとっては、体調の管理が心の管理に繋がる。経験から云っても、うがい・手洗いが自分を守ることにとって、大切な行動である。

9月25日、龍谷大学のともいき荘にて、「ガンのワークショップ ワーキング・サバイバー」にお手伝いを兼ねて参加した。

先月、母親が肺がんで息を引きとった。未だに現実として感じられない。参加する前は正直、気が進まなかった。現実を見たくないという気持ちがあったのかも知れない。

グループに分かれての意見交換、それぞれの立場での経験、体験談を聞く内に現実のこととして、自分の中で受け入れられていく変化を感じた。

自分たちは自ら薬物を使い、周りの人を巻き込み、金銭的にも、精神的にも病んでいった。その中で、ダルクに出逢うことができ、自助グループに参加し、同じ問題を分かち合うことで、新しく生きる力を与えられた。

今回、参加することで、同じ問題を共有すること、ひとりの壮絶な経験が人々の心を動かし、会を続けることできっと、大きなパワーになることを確信することが出来た。

会場の外にはまだみどりの葉を付けるもみじの木が青空の中、太陽の光を受けていた。もうすぐ奇麗に真っ赤な葉になり、美しい紅葉を楽しませてくれるのだろう。

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