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2010年7月12日月曜日

心理ケア事業の担当者より

6月1日から、京都地域創造基金の助成金事業「薬物依存症者の家族の心理ケア事業」がスタートしました。この事業は、
・依存症者家族の心理教育グループ「家族プログラム」(毎月第4日曜日 午後2時~4時)
・個人カウンセリング&相談(要予約)
・家族のワークショップ
を通じ(無料)、依存症者の家族の心理的回復を総合的にサポートすることを目指しています。

薬物依存症のこと、依存症者家族のことや事業報告など、このブログでいろいろなことをお伝えできたらと思います。よろしくお付き合いください。

今回は、6月27日に行われた「家族プログラム」について報告します。当日は、梅雨らしく(?)湿度が高くとても蒸し暑い日でしたが、11人の方が参加されました。「家族プログラム」は毎月テーマを決めて、心理教育をしています。6月のテーマは「薬物依存症 ~依存の過程」でした。「薬物依存症」という病気の特徴をお話しさせていただきました。その後は参加者の分かち合いの時間です。みなさん、日頃はなかなか話す機会がない自分の思いを話すなかで、「自分だけではないんだ」という安心を感じてらっしゃいました。

薬物依存症は社会的偏見が強いため、家族の方は、依存症者と関わりながら感じる様々な思いを話せる場がなく、自分のなかで抱えるしかなくなってしまうことがよくあります。しかし、そうすればする程、孤立感が増し、追い詰められていってしまいます。家族の方が、追い詰められ、絶望に陥ってしまうことがないように、同じ立場の方と出会い、安心して語り合う場を作っていきたいと思います。

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