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2012年1月29日日曜日

京都マック開設21周年感謝の集いに参加


今日は大阪マラソンが開催されています。大阪ダルクのなかまがハーフマラソンに出ているようです。がんばれ!!

28日、京都マック(アルコール依存症者などの回復施設)の感謝の集いに京都ダルクから19名で参加して来ました。京都マックとは、日頃、ソフトボール、ソフトバレーなどで、交流があります。開設21周年、おめでとうございます。

~あきらめないで~回復への希望 というテーマで開催されました。講演では、市岡 裕子さん(故・岡 八朗さんの長女)の絶望からの再起へのお話しがありました。アルコール依存症者の家族としての壮絶な体験談は、家族を巻き込み苦しめた自分にとっては、心を打たれるものでした。「愛されたいという感情は自然なこと、執着しないこと、傷つけて来たと思う人を赦すことの大切さ、人の良いところを3つ思い浮かべることで、自分の心が自由になる。」という言葉には重みを感じさせられました。

別室では、舞妓さんによる「お茶」の振る舞いがありました。芸妓さんによるパフォーマンスもありました。京都らしさですね。パネルディスカッションでは京都ダルク施設長の加藤も参加し、それぞれの活動、パネラーそれぞれの立場としての関わり方、依存症と処方薬の問題などが話されました。

依存症本人として、利用者と関わるスタッフとして、色々、考えさせていただきました。ありがとうございます。

   笠嶋 敏

2012年1月27日金曜日

2012がスタート!!
















今年に入り、初のブログです。今年も宜しく、ご指導、ご鞭撻の程、お願い致します。

加古川刑務所の薬物離脱教育に参加しました。尾道刑務支所にも出掛けました。京都ダルクでは京都刑務所、播磨社会復帰促進センター、福井刑務所、京都拘置所に参加しています。矯正施設からの出所後、定着支援センターから、保護観察所から、自ら、ダルクに助けを求めて来る相談者が増えています。今後、執行猶予制度が進めば、ダルクの役割りは益々、社会の中で増えていくでしょう。

京都ダルクに保釈中に毎日、通所していたなかまの公判がありました。執行猶予で矯正施設に入ることなく、これからもダルクでプログラムを一緒に出来ることになりました。嬉しい出来事です。みんな喜んでいました。本人の笑顔が一番でした。ハグをし「これからが始まりやね。」って会話を交わしました。

毎週、木曜日に行っているバザールカフェにも26日、行きました。利用者2人が朝からお手伝いに行っています。
今回は夏みかんを高枝切りバサミで実を採る作業と、いちょうなどの落ち葉の掃除でした。去年、植えた野菜も収穫出来たようです。夏みかんで作った「マーマレード」を戴きました。少し苦味がある大人の味です。美味しいですよ。ダルクにお裾分けしてもらいました。あっという間になくなるでしょう。

今年も色んな行事、プログラム、出逢い、別れがあると思います。京都ダルクを見守って下さい。

   笠嶋 敏

2012年1月15日日曜日

家族プログラム2011年12月

あっという間に、2012年も2週間が過ぎました。年末年始や連休も終わり、少しずつ「いつもの暮らし」が戻ってきました。今年も、京都ダルク「薬物依存症者の家族の心理ケア事業」へのご支援をよろしくお願いいたします。

さて、12月の「家族プログラム」の報告をさせていただきます。12月は「家族プログラム」の日が25日でした。クリスマスやお正月は、よくも悪くも「家族」を意識する季節だと思います。そんななか、12月の家族プログラムには、14名の方がおみえになりました。12月のテーマは「薬物依存症~回復」でした。薬物依存症からの回復は、生き方を修正していく作業の連続です。また、一直線に「回復の道」を進みゴールにたどり着くというものではありません。ご家族の方が、依存症者に“早く回復の道を歩み出して欲しい”と願うのは当然だと思います。でも、「回復の道を歩き始める=終わり」ではありません。依存症者との関係を大切にするため、そして依存症者を「見守る」ためには、ご家族の方が、回復をどういう作業を積み重ねていくことなのかを理解していることが大事だと思います。また、依存症者がどのような「生きづらさ」を抱えているかを理解することは、回復は生き方の修正をしていく道だということをより理解しやすくなると思います。

 依存症に振り回されることなく、依存症者も自分も大切にしていくためには、ご家族が孤立状況から抜け出し、仲間とつながり安心感を取り戻すことが大切です。「家族プログラム」は、依存症に振り回され見失ってしまった《自分自身を取り戻すための場》、そして気が抜けない日常生活のなかでの《息抜きの場》、“あそこがあるから”ともう少しだけがんばる《力の源となるような場》、また《頑張らない自分を許せる場》など、それぞれの参加者のなかで異なる場の機能を持っていると思います。そのように、《その時の自分》に合わせて、参加者のみなさんが「自分のために利用できる場」であることを大切に、今年1年も「家族プログラム」を続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

家族ケア(地域創造基金)

2011年12月31日土曜日

恒例の餅つきでフェローシップ!!

大晦日を迎えました。今年は日本、世界中で津波、地震など天変地異がありました。年末のテレビでは復興に向けての番組を目にします。今年の漢字は”絆”でした。自然の力への無力さ、現地の人たちの繋がりの強さ、いつも思うことです。一歩一歩進んで行く姿に勇気を貰いながら、お祈りしています。

京都ダルクでは29日、恒例の餅つきを行いました。前日から、杵、臼、蒸し器などをレンタルし、もち米25kgを水に浸し、準備万端。当日は朝、8時半から準備をし、スタート。もち米を準備するなかま、蒸すなかま、つくなかま、捏ねるなかま。それぞれに分かれ、手際良く進んで行きました。きなこ、あんこ、大根おろし、海老もちなど色んな味を楽しむことが出来ました。途中でなかまが持って来てくれたお餅を頬張ると、山葵入りのお餅。なかまは喜んでいました。感謝。

ダルクの駐車場でしていたので、車が通る度、珍しそうに見ていきます。親子で通った車が停まり、男の子に「おいで」って言うと、楽しそうに重たい杵を持ち、ついて行きました。嬉しそうな笑顔が最高でした。つき続けて5時間。みんな一杯、食べたようです。片付けも手際良く今年も怪我なく終了しました。

今日もダルクはなかまの笑い声が溢れています。新しく繋がったなかま、離れていったなかま、一年休みなく通所したなかま、仕事を始めたなかま、捕まってしまったなかま、みんななかまです。

今年も沢山のご支援、ご協力ありがとうございました。
来年、皆さまにとっていい一年になりますようお祈り申し上げます。
ありがとうございました。

   京都DARC利用者、スタッフ一同

2011年12月28日水曜日

京都ダルク大そうじ!!













京都ダルクでは週の始めに、ホームミーティングを行っています。週の予定や利用者からの要望などを聞き、情報を共有します。今週のホームミーティングは今年最後になりました。大晦日の過ごし方、初詣での打ち合わせなど、年末年始の話題が中心でした。

マハロ(ディセンター)ネクサス1・2(ケアホーム)の大そうじを24日、26日、27日で行いました。毎年恒例の行事です。初日に拭き掃除、網戸洗い、駐車場の掃除などをしました。慣れている利用者が新しい利用者に伝えながらの光景は、いいものです。2日目はディセンターの床のワックス掛けとネクサス1・2の大そうじです。荷物を一度、外に出し、ワックスを塗ります。結構、腰に来ます。乾くのを待ち、結局4回塗りました。床はピカピカに光っています。それぞれのケアホームでは入寮者とスタッフで、日頃、出来ていない場所の掃除です。みんなやり始めたら、止まりません。おかげで捗ります。ディセンターのワックス掛けが終わり、荷物を元通りにして終了です。窓もピカピカ、食器棚もピカピカ。目に見えてきれいになるので、やり終えた後は心地よいものです。身体は少し疲れましたが、、、。

京都は先日、雪が降りました。底冷えのする季節がやって来ました。今年もあと少し、風邪など引かないよう、いい年の瀬にしたいものです。

   笠嶋

2011年12月23日金曜日

家族プログラム11月報告

いよいよ冬本番になりましたね。京都では雪がちらつく日もあります。この寒さのなか、東日本大震災の被災者の方々に暖房器具や冬物衣料が行き届いているのだろうかという思いがよぎります。日本中の方が、寒さに震える夜を過ごすことがないよう祈っています。

 さて、11月の「家族プログラム」の報告をさせていただきます。11月は、「薬物依存~依存の過程」がテーマでした。17名の方がおみえになりました。いつも参加して下さる方、初めてお見えになる方、そして久しぶりにお顔を拝見する方。みなさん、それぞれにいろいろな思いを重ねるなか、当日に会場まで足を運んでくださったことに感謝しています。このように、毎回違う顔ぶれで、新たな「出会い」が家族プログラムでは生まれています。でも、みなさんに共通しているのは「身近な人の薬物問題に困っているけど、どうしたらいいかわからない」ということだと思います。その思いは、時に、怒りの形になって表現されることもあるでしょう。時には、不安や悲しみ、恐さになることもあると思います。そのような感情は、ほっておくと暴走や爆発する時があります。

 家族プログラムの後半の時間は、参加者の方に自由にお話いただく時間です。他の参加者の話を聞き、自分のなかで動いた気持ちを自分のペースで言葉にしてみることを通じ、思いがけない発見をすることもあります。また、自分の気持ちを言葉にすることにより、「自分」が明確になることもあります。自分を明確にすることは、薬物依存症者との関係のなかで、自分が「できること」「できないこと」「したいこと」「したくないこと」がわかりやすくなり、薬物依存症者とどのように関わっていくかを選択していく力の1つとなります。家族プログラムが、薬物依存症者のご家族が、自分自身を(再)発見する場でもあるように、参加者のみなさんと「安全、安心」を感じながら、話し合えることを大切にしたいと思っています。

 薬物依存症者のご家族のなかには、あまりにいろいろな感情が絡まってしまい、自分の感情をどう扱ったらいいのかわからない方もいらっしゃると思います。家族プログラムの話し合いは、自分のペースで参加することを大事にしています。話せない時に、無理に話す必要はありません。他の参加者の話を「聞くこと」が、絡まった感情を解くヒントになるかもしれません。

 「話すのは無理」という方も、ご自分のペースで、安心してご参加ください。また、京都ダルクでは、個人カウンセリングも行っています。個人カウンセリングで、カウンセラーと一緒に、少しずつご自分の感情をほぐしていく作業を行うこともできます。どうぞご利用ください。

家族ケア(地域創造基金)

2011年12月22日木曜日

ハーモニーファーム安土にて












今年もあと10日となりました。師走とはよくいったものです。一日一日が早く感じます。同じ”今日一日”のはずですが、、、。

21日、ハーモニーファーム安土に7名で出掛けました。6月から始まり、恐怖の雑草抜き、真夏の作業、バーベキュー、稲刈り、籾すり、精米などを体験させていただきました。出来た新米をフォーラムで販売することも出来ました。お米一粒の有り難さを身に沁みて感じることが出来ました。暑くて寝つけない夜も今では笑い話しです。

今回は来年に向けての作業です。耕運機で田を耕し、米ぬかを撒き、最後に鶏糞を撒いて終了です。生まれて初めて耕運機を動かしました。スタッフの方に教えてもらいながらですが、なかなか思うように操作出来ません。慣れているなかまと一緒にやりながらやっと2反分が終わりました。なかまは鶏糞の臭いに悪戦苦闘していました。

ハーモニーファームの河野さん、みさこさんと出逢い、時を過ごす中でみんな色んなことを体験しました。それぞれ何かを得たと思います。

来年は今年の経験を生かし、無農薬のお米をみんなで作れたらと願っています。

   笠嶋